GIF活動発表/講演


 GIFの経緯、狙いは、GIFホームページのMissionコーナーで紹介している通りですが、上出議長体制になって3年目の2021年は、日本の貢献を含むGIFの存在が対外的にもより着目されてきており、国内外を通して活動を紹介する機会が増えてきています。そこで、最近、活動を説明した内容を下記で紹介します。



National Academies of Sciences(NAS)におけるGIFの紹介
The National Academies of Sciencesの第10回公聴会「Merits and Viability of Different Nuclear Fuel Cycles and Technology Options and the Waste Aspects of Advanced Nuclear Reactors: Meeting #10, September 28-29, 2021 (Public Sessions)」にて、GIFの紹介を行いました(参考:NASの感謝状)。
"Overview of the Generation IV International Forum", Hideki Kamide,
"Status of the SFR technology developments in the Generation-IV International Forum: Reactor Design & Fuel R&D", Gilles Rodriguez, Frédéric Serre


新型炉を中心とする国内外の動向と原子力イノベーションに係る取組みの紹介
JSME関西支部講演会(2021年度特別フォーラム「カーボンニュートラルを起点にエネルギーを考える」)にて、上出議長が「新型炉を中心とする国内外の動向と原子力イノベーションに係る取組み」のタイトルで、持続可能なエネルギーシステムやイノベーションと原子力の関係、世界の小型炉開発の動向、HTTR(JAEA大洗にあるガス冷却研究炉)、水素製造技術開発、高速炉の開発意義、ナトリウム冷却炉の安全性と第4世代炉の安全設計要件について、紹介しました。


第 4 世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の活動と今後の方向性の紹介
日本原子力学会「2021 年秋の大会」海外情報連絡会の企画セッションにおいて、上出議長が「第 4 世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の活動と今後の方向性」に関するタイトルで、GIFの目的/経緯、第4世代炉の開発目標、開発炉型、強化ミッション(2019-2021年)、各システムの活動状況、手法開発WGの活動状況、第4世代炉の安全設計基準の構築と世界標準化(成果物と適用炉型の拡大)、外部国際機関との連携による活動強化(CEM、IAEA等)、主要な高速炉開発国の状況(露中米等)、世界のSMR(小型炉)開発動向(加英等)、GIFの新しい取り組み(市場ニーズへの適合、民間との協力拡大、日本語版Webpage、Webinar Guide)について、紹介をしました。


Generation-IV Reactor Systems and International Cooperation through GIF
WNA議長Sama Leonさん及びNT2E(Nuclear Trade and Technology Exchange)からの要望により、上出議長がGIFプロジェクトの活動紹介をしました。 なお、上出議長が講演を行ったパネルセッション(New Technologies in Power Plants and Fuels)では、IAEA原子力局長のDohee HahnさんもIAEAの活動について紹介を行いました。 このように、GIFは、産業界や他国際機関との連携を重視しており、今後も連携の強化を図ってまいります。


GIFイントロダクションキット
GIFの役割、構造、歴史や現行のミッション/ポジションなどを紹介しております。また、スケジュール、アニュアルレポート、ガイドブックなどGIFの内容を把握するのに適切な資料を紹介しています。