Economic Modelling Working Group
(経済性モデルワーキンググループ)


GIFの経済性モデルWGは、第4世代炉が経済性を含む開発ゴールを達成するために、経済性評価コード(G4ECONS)を開発、改良するとともに、経済性に影響を及ぼし得る特性に関する検討を実施ています。
経済性評価コード(G4ECONS)については、こちらのページをご覧ください。
経済性に影響を及ぼし得る要因に関しては、以下のような活動レポートをこれまでに発行しています。


ADVANCED NUCLEAR TECHNOLOGY COST REDUCTION STRATEGIES AND SYSTEMATIC ECONOMIC REVIEW
GIFの経済性モデルWGは、第4世代炉の経済性評価コードの開発のみならず、コスト削減方策の検討とレビューを実施しています(次世代原子力テクノロジーのコスト削減方策とそのレビュー:ADVANCED NUCLEAR TECHNOLOGY COST REDUCTION STRATEGIES AND SYSTEMATIC ECONOMIC REVIEW)。この活動は、1)次世代原子炉に横断的/共通的に適用可能なインパクトのあるコスト削減方策を選定していくための方法論を構築すること、2)その方法論を適用し、コスト削減方策の例示を行うこと、3)方法論を改良し、さらなるコスト削減戦略を構築していくための道筋を示すことを目的としています。これまでに、方法論の概要や計画を示した第1版のレポート、モジュール効果に着目した第2版のレポートを発行しています。
ANTSER第1版(2021年9月)
ANTSER第2版(2022年9月)


NUCLEAR ENERGY– AN ESG INVESTABLE ASSET CLASS
GIFの経済性モデルWGが、ESG投資に関するレポート(ESG「環境・社会・ガバナンス」投資対象としての原子力エネルギー:NUCLEAR ENERGY– AN ESG INVESTABLE ASSET CLASS)を取りまとめ、公開発行しました。本レポートは、英国のリードによりまとめられたレポートで、気候変動に対する金融融資と分類方法、低炭素エネルギー企業/プロジェクトや原子力産業/プロジェクトのESGへの貢献可能性を記載しております。GIFは、これまでもCEM NICE Futureと連携しながら、第4世代炉のクリーンエネルギーシステムとしての貢献をアピールしてきましたが、このような金融面を含め幅広い分野での貢献をCOP26等と連携し、今後も進めてまいります。(WNNでの紹介記事)


GIFにおける原子力の柔軟性に関する位置づけ
我々が利用するエネルギーシステムにおいて、「フレキシビリティ」が大きな鍵となることは、多くの人の共有認識になりつつあると思います。GIFにおいても、第4世代炉を含む原子力エネルギーのもつこの特性の重要性影響に早期から着目しており、第47回政策会合(2019年5月)時に同時開催したGIF EMWG-SIAP-SSC Workshop on Flexibilityにおける議論等に基づき”GIF POSITION PAPER ON FLEXIBILITY OF GEN IV SYSTEMS”を発行しました。