第4世代原子力システム
GIFは、安定的にクリーンなエネルギー供給を維持していくために、次世代原子力エネルギーシステムの開発に向けた国際的な協力活動を、過去10年以上にわたり実施してきました。
第4世代原子炉は、燃料を効率的に使い、生成廃棄物を減らし、経済競争力が強く、安全性及び核拡散抵抗性の厳しい基準を満たすことができます。
GIF開始時(2002年)に、これらの目標を達成するシステムを選定しました。100名あまりの専門家が130の原子炉概念を評価し、6種類の概念に分類し、開発を推進していくことにしました。
これが、GIFが研究開発を進めている6つの原子炉概念です
(ガス冷却高速炉(GFR)、鉛冷却高速炉(LFR)、
溶融塩炉(MSR)、超臨界水冷却炉(SCWR)、
ナトリウム冷却高速炉(SFR)、超高温原子炉(VHTR))。
このうちいくつかの原子炉は、今後10年以内の実証、2030年代には商用展開の可能性があります。