GIFの経済性モデルWGが、ESG投資に関するレポート(ESG「環境・社会・ガバナンス」投資対象としての原子力エネルギー:NUCLEAR ENERGY– AN ESG INVESTABLE ASSET CLASS)を取りまとめ、公開発行しました。本レポートは、英国のリードによりまとめられたレポートで、気候変動に対する金融融資と分類方法、低炭素エネルギー企業/プロジェクトや原子力産業/プロジェクトのESGへの貢献可能性を記載しております。GIFは、これまでもCEM NICE Futureと連携しながら、第4世代炉のクリーンエネルギーシステムとしての貢献をアピールしてきましたが、このような金融面を含め幅広い分野での貢献をCOP26等と連携し、今後も進めてまいります。(WNNでの紹介記事)
GIFにおける原子力の柔軟性に関する位置づけ
我々が利用するエネルギーシステムにおいて、「フレキシビリティ」が大きな鍵となることは、多くの人の共有認識になりつつあると思います。GIFにおいても、第4世代炉を含む原子力エネルギーのもつこの特性の重要性や影響に早期から着目しており、第47回政策会合(2019年5月)時に同時開催したGIF EMWG-SIAP-SSC Workshop on Flexibilityにおける議論等に基づき”GIF POSITION PAPER ON FLEXIBILITY OF GEN IV SYSTEMS”を発行しました。