火力原子力発電誌記事「次世代原子炉の開発動向」の紹介


 GIF議長であり、高速炉・新型炉研究開発部門副部門長でもある上出が、この度「火力原子力発電」誌2020年11月Vol.71,No.11,pp162-172に「次世代原子炉の開発動向(Next Generation Reactor Development and Current Status)」という記事を投稿しました。

 本原稿は、ここ10年程度を念頭に国内外の新型炉開発の動向について特にナトリウム冷却高速炉を中心に紹介したものです。原子力機構では、地球温暖化に対する脱炭素社会、安定で信頼性の高い電力システム、将来を見据えたエネルギー供給の不確実性への備えなど社会ニーズに応じて、大型炉からSMRまでをスコープにその実用化に必要な技術基盤を開発・提供するとともに、研究開発知見、設計知見の知識ベース、安全性を含む革新技術の開発を進めており、その状況を、もんじゅの成果と高速炉開発の方針、海外での新型炉開発の動向(大型炉、SMR、安全基準、国際機関の動向)、国内の高速炉開発(SFR開発成果、戦略ロードマップ)、の観点から紹介しています。