IAEA Scientific Forum 2020の紹介


 9月22日~23日、IAEA主催で、ウィーン国際センター内にて科学フォーラムが開催されました。同フォーラムにはGIF議長として上出高速炉・新型炉研究開発部門副部門長がオンラインにて参加・登壇しました。
 グロッシーIAEA事務局長、ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長らより、気候変動、脱炭素化、エネルギーミックスの観点から原子力は引き続き疑いなく重要と発言がありました。そして、かかる重要性はコロナ禍においても何ら変わらない旨強調(パンデミック後の経済回復における重要性はむしろ高まっている)されました。
 上出議長参加の「クリーンエネルギー移行達成のためのイノベーション」のセッションでは、最近の主要なイノベーションやその採算性・市場競争力、新型炉及びSMR開発の必要性、既存の稼働原子炉の継続性、安全性・強靭性(電力の安定供給)を中心に議論がなされました。
 上出議長はGIFにおける高速中性子炉開発の取組みを中心に「溶融塩から液体金属まで:持続性のための革新的炉システム」と題した発表を行いました。

 以下の「VIDEO ON DEMAND」のリンクから録画版の閲覧が可能です。