第14回 GIF-IAEA Interface Meeting

　7月8日にWebexを用いて、GIF-IAEA間のインターフェース会合を行いました。
　本会合は、5月27日に行われたGIFの政策会合での議題のうち、特にIAEAと関係を強化したいトピックスを抽出し、IAEAサイドと協議を行ったものです。 このGIFとIAEAの関係強化の動きに関しては、IAEA側からも強く歓迎されており、本会合は、Mr Mikhail CHUDAKOV（エネルギー局次長）からの温かい歓迎のスピーチで幕を開け、「社会市場における魅力としての原子炉システムの柔軟性の向上」「安全設計の国際標準化と規制への展開」「成果の世界への発信（ネットワーキング、教育、広報）」の3分野に関し、協力協議を行いました。

• 「社会市場における魅力としての原子炉システムの柔軟性の向上」においては、GIFの経済性WG議長である英国のMs Megan MOOREから、GIF側の活動が紹介され、IAEA側からは、Mr Brian BOYER（INPROセクション長）及びMr Henri PAILLERE（計画・経済性検討セクション長）から、INPRO及びPESSにおける該当活動内容が紹介されました。
• 「安全設計の国際標準化と規制への展開」においては、GIFのリスク・安全WG議長である米国のMr Tanju SOFU及びJAEAの久保重信氏から、GIF側の活動が紹介され、IAEA側からは、Ms Vesselina RANGUELOVA（安全評価セクション長）からIAEA側の安全研究に関するプライオリティが説明されました。また、GIFの核不拡散・核物質防護WG共同議長である米国のMr Lap-Yan CHENGから、GIF側の活動が紹介され、IAEA側からは、Mr Brian BOYER及びMr Jeremy WHITLOCK（概念・アプローチ検討セクション長）から、INPRO等における保障措置の設計段階からの導入に関する活動内容が紹介されました。
• 「成果の世界への発信（ネットワーキング、教育、広報）」においては、GIFの教育・訓練TFの議長である米国のMs Patricia PAVIETから、GIF側の活動が紹介され、IAEA側からは、Mr Saied DARDOUR（原子力経済アナリスト）から、IAEA側のPESSにおけるアウトリーチに関する取組みが紹介されました。
• これらの情報交換と協議に基づき、Mr Greg RZENTKOWSKI（原子力安全部長）から、今後、安全基準に関する共同作業を含め、協力を拡大していきたい意向が示され、上出英樹GIF議長からの感謝の言葉で会合は締めくくられました。

• ニュース記事
  　 Next Generation Nuclear Reactors: IAEA and GIF Call for Faster Deployment（英語）（IAEAサイト）
  　 IAEA, GIF call for faster deployment of next generation reactors（英語）（WNNサイト）
  
  

• GIF-IAEA Interfaceページ(IAEAサイト)
  　 14th GIF-IAEA (2020) （英語）